|
2005/01/21(Fri)
なんか書く事がないので『富江』が如何に面白いのかを説明することにしよう 私は富江シリーズを全部持っているわけではないのだが 私が持っている中では『養女』『暗殺』『小指』この3つのエピソードが秀逸である この3つのエピソードの頃にはおそらく作者の富江愛がMAX状態と思われ富江は悪役ではないし、ホラーなのかどうかすら怪しい
まず『養女』のエピソードでは 富江が子供が出来なかった金持ち老夫婦の元に遺産目当てで養女としてやってくるのだが 例によってフォアグラが食べたぁいとかダイヤの指輪買ってぇんとかわがまま放題で 老夫婦は突然絶世の美少女が娘になってくれてそりゃ甘やかし放題です 富江の方もドレスを買ってもらって大喜びで、そのドレスを着て「お庭で遊んでもいい?」などととてもかわいらしい台詞を吐き ランラン♪と声に出してはしゃいだりしてるわけですよ 非常に素直に老夫婦の甘やかしを甘んじて受けソレに対しあくまでも素の状態で喜んで見せるわけです これほど子供のいない老夫婦にとって嬉しいことは無く、富江も大好きなフォアグラをお腹いっぱい食べられて 見てるこっちが微笑んでしまうくらいハートフルストーリーになっています
『暗殺』ではもう突っ込みどころが満載で まずある普通の青年が顔だけ状態の富江を拾って帰るのだが(この時点で青年は非常に迷惑そう) いきなり貧乏アパートに1人暮らしの青年に対しキャビアやフォアグラを要求(顔だけ状態のくせに) さすがに「無茶言うなよ…」とか突っ込まれてます しかも顔だけ状態のくせに「街に出たい!」とか言い出して青年を困らせたりし、青年も青年で風呂敷で富江をつつみしっかり街に連れてってやるところがまたいじらしい 極め付けが生首状態にまで成長した富江はなぜか、好んで常に小さいごみ箱の中に入っており そこから青年にあれこれこうしろああしろ言ってるわけだけど ごみ箱から顔だけ出して得意げな表情をしている富江がso cute!である そして富江をおっかけてきた別の男に「なんでそんなトコに入ってるんスか?」などとしっかりつっこまれているところがポイント高い
『小指』では話すと長くなるので割愛するが 指状態から"富江"になりかけの富江×4とブ男が洞穴でしばらく一緒に生活する話なんだけど 男のことをブ男ブ男バカにする割にはしっかりブ男をかまっている富江が印象的だ 指状態からすっかり"富江"状態になった時のブ男に対する台詞が 「ほら見て見て!すっかりきれいになったでしょう?新陳代謝のおかげよね!」 "指"のみの状態から五体満足の状態に復活した現象を"新陳代謝"と言ってのける富江 本人はホントに新陳代謝だと思っているあたりが非常にバカっぽくてかわいい
なんつーか 思ったことをなんでも発言してしまったり おつむがちょっと足りなかったり 自分の欲望に非常に正直であるところがイイんだね 多分伊藤潤二の理想の女性像なんだろうけど すごい共感できてしまう 悪女マニアだから
|